シド・ミード審査委員⻑
コンテスト総評
このコンテストは、個⼈的移動⼿段についての全般的コンセプトに応⽤できるような
イマジネーションを喚起するためのものでした。
発展性のあるアイデアの要請として、最⼩限の物理的な「接地⾯積(footprint=⾜跡)」を寧ろ好みました。
乗り物(ビークル)は格好いいものですが、世界の⼈⼝の60%近くが都市環境に住むようになって、
現在の⾃動⾞に代表されるような広く使われている⼤型の乗り物の将来には問題があると思います。
ちなみに、ホンダ社は多分今までで⼀番⾰新的な「個⼈的移動⼿段」⽤装置を発表しています。
以下が応募の各カテゴリーについての私の考えです。
私は、アイデアそのものと、アイデアのプレゼンテーション技法の両⽅を同等に評価しました。
コンピューターで制作された3Dイメージは特に優先しませんでした。
コンピューターは道具であって、アイデアを産み出すものではないからです。
シド・ミード カリフォリニア州パサデナ市、2019年6⽉20⽇